商品の登録方法(詳細)
商品登録の詳細ガイドについて
このガイドでは、商品登録の基本を超えて、より効果的な商品設定と運用方法を解説します。
対象者:
- 商品登録の基本をすでに理解している方
- より多くの支援を集めたい方
- 複数の商品を効果的に管理したい方
- 価格設定や在庫管理の最適化を目指す方
商品登録の基本については、支援の受け付け方を先にご確認ください。
商品タイプ別の設定戦略
単発支援の設定戦略
特徴:
- 一度きりの支援
- 気軽に応援してもらえる
- ハードルが低い
おすすめの価格設定:
- エントリー価格: 500円〜1,000円
- スタンダード価格: 3,000円〜5,000円
- プレミアム価格: 10,000円以上
効果的な使い方:
例:イラストレーターの場合
- 気軽に応援: 500円
- しっかり応援: 3,000円
- 全力で応援: 10,000円
- 支援者が価格を設定: 100円〜
複数の価格帯を用意することで、様々な予算の応援者に対応できます。
サブスクリプション(定期支援)の設定戦略
特徴:
- 毎月の継続的な収入
- 安定した活動資金
- 長期的な関係構築
おすすめの価格設定:
- ライトプラン: 500円〜1,000円/月
- スタンダードプラン: 1,500円〜3,000円/月
- プレミアムプラン: 5,000円以上/月
効果的な使い方:
例:音楽アーティストの場合
- ファン会員: 500円/月
- サポーター会員: 1,000円/月
- VIP会員: 3,000円/月
サブスクリプションは継続的な価値提供が重要です。単発支援との違いを明確にしましょう。
物販商品の設定戦略
特徴:
- 実物が届く
- 在庫管理が必要
- 配送コストを考慮
価格設定の考え方:
- 製作費 + 配送費 + 手数料 + 利益
効果的な使い方:
例:グッズ販売の場合
- ステッカー: 500円(在庫100)
- Tシャツ: 3,000円(在庫50)
- 限定グッズ: 5,000円(在庫10)
物販商品は在庫管理が重要です。売り切れ後の対応も事前に計画しましょう。
イベントチケットの設定戦略
特徴:
- 日時・場所が決まっている
- 参加人数に上限
- 期間限定
価格設定の考え方:
- 会場費 + 準備費 + 手数料 + 利益
効果的な使い方:
例:オンラインイベントの場合
- 一般参加: 1,000円(定員50名)
- VIP参加: 3,000円(定員10名、特典付き)
- アーカイブ視聴: 500円(無制限)
価格設定の心理学
価格帯の段階設定
3段階の法則:
低価格: 500円(気軽に試せる)
中価格: 1,000円(メインターゲット)
高価格: 3,000円(本気の応援者向け)
効果:
- 中価格が選ばれやすくなる
- 高価格があることで中価格が「お得」に見える
- 様々な予算に対応
端数価格の活用
980円効果:
1,000円より980円の方が安く感じる
3,000円より2,980円の方が手頃に見える
注意:
- YumeOshiでは10円単位で設定可能
- 980円、1,980円、2,980円などが効果的
支援者設定価格の戦略的利用
メリット:
- 予算に合わせて支援できる
- 心理的ハードルが下がる
- 少額から大口まで対応
デメリット:
- 収益が予測しにくい
- 最低額で支援される可能性
おすすめの使い方:
固定価格と併用:
- 500円プラン(固定)
- 1,000円プラン(固定)
- 自由支援(100円〜、支援者設定)
固定価格プランで「推奨額」を示しつつ、自由支援で柔軟性を持たせるのがおすすめです。
バリアント(価格設定の種類)の効果的な使い方
バリアントとは
同じ商品の異なる価格設定や種類です。
活用例:
- サイズ違い(S・M・L)
- 色違い(赤・青・緑)
- 期間違い(1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月)
- グレード違い(通常・プレミアム・VIP)
実践例1: 単発支援のバリアント
商品名: イラスト制作を応援
バリアント:
- ちょこっと応援: 500円
- しっかり応援: 1,000円
- 全力応援: 3,000円
- 特別応援: 5,000円
実践例2: サブスクリプションのバリアント
商品名: 月額ファン会員
バリアント:
- ライト会員: 500円/月
- スタンダード会員: 1,000円/月
- プレミアム会員: 3,000円/月
実践例3: 物販商品のバリアント
商品名: オリジナルTシャツ
バリアント:
- Sサイズ: 3,000円(在庫20)
- Mサイズ: 3,000円(在庫50)
- Lサイズ: 3,000円(在庫30)
- XLサイズ: 3,500円(在庫10)
バリアント設定のコツ
わかりやすい命名:
- 具体的な名前を付ける
- 違いが明確にわかる表現
- 金額を名前に含めても可
価格の差別化:
- 明確な理由のある価格差
- 段階的な価格設定
- 10円単位で設定
バリアントが多すぎると選択が難しくなります。3〜5種類程度がおすすめです。
在庫管理のベストプラクティス
在庫管理が必要な商品
対象:
- 物理商品(物販)
- イベントチケット
対象外:
- 単発支援(寄付)
- サブスクリプション(寄付)
在庫数の設定方法
方法1: 具体的な在庫数を設定
Tシャツ Mサイズ: 在庫50
→ 50個売れると自動的に購入不可に
方法2: 無制限(在庫数を設定しない)
在庫数: 空欄
→ 在庫切れにならない
在庫管理のコツ
適切な在庫数の見積もり:
- 過去の販売実績を参考に
- 制作・調達のリードタイムを考慮
- 余裕を持った数量設定
在庫切れ対策:
- 残り少数になったら補充を計画
- 「残りわずか」の表示を活用(手動で告知)
- 予約販売の検討
過剰在庫の防止:
- 初回は少なめに設定
- 反応を見て追加
- 期間限定販売の活用
在庫数は後から変更できます。様子を見ながら調整しましょう。
在庫切れ後の対応
選択肢:
- 在庫を追加して販売再開
- 新しい商品として別途登録
- 販売終了(商品を非公開または削除)
商品の最適化テクニック
商品名の付け方
効果的な商品名:
- 内容が一目でわかる
- 検索されやすいキーワードを含む
- 感情に訴える表現
例:
❌ 悪い例: 支援プランA
✅ 良い例: 毎月の創作活動を応援(月額1000円)
❌ 悪い例: グッズ1
✅ 良い例: オリジナルイラストステッカー
商品説明の書き方
効果的な説明:
- 何が得られるか明確に
- 支援の使い道を説明
- 感謝の気持ちを表現
例:
この支援は、毎月の創作活動費として使用させていただきます。
いただいた支援で、より多くの作品をお届けできるよう頑張ります。
応援してくださる皆さま、本当にありがとうございます!
商品画像の最適化
効果的な商品画像:
- 商品がはっきり見える
- 明るく鮮明な写真
- 複数アングルの画像(可能なら)
商品画像があるだけで、購入率が大きく向上します。
複数商品の管理戦略
商品の整理
カテゴリー分け:
- 支援タイプ別(単発/定期/物販/イベント)
- 価格帯別(低価格/中価格/高価格)
- 目的別(日常支援/特別支援/グッズ購入)
商品の優先順位
おすすめの順番:
- メインの支援プラン(定期支援)
- 気軽な単発支援
- 物販・グッズ
- 期間限定商品
商品数の適正化
多すぎる場合:
- 選択肢が多すぎて迷う
- 管理が複雑になる
- 分散して売れにくい
適切な商品数:
- 各タイプ2〜3商品程度
- 合計5〜10商品が管理しやすい
商品数が多すぎると、応援者が選びにくくなります。シンプルな構成を心がけましょう。
トラブルシューティング
Q. 商品が全く売れません
確認ポイント:
- 価格設定は適切か
- 商品説明は魅力的か
- 商品画像はあるか
- 応援ページの告知は十分か
改善案:
- 価格を下げてみる
- エントリー価格(500円程度)を追加
- SNSで告知を強化
- 期間限定キャンペーンを実施
Q. 特定の商品だけ売れません
原因:
- 価格が高すぎる
- 内容が不明確
- 他の商品との違いが不明
対策:
- 価格を見直す
- 説明を詳しくする
- 他商品との比較を明確に
Q. 在庫が足りなくなりました
対応:
- 在庫数を追加
- 商品ページで在庫追加をアナウンス
- 次回入荷予定を告知
Q. 商品を削除したいです
注意点:
- 販売実績がある商品は削除推奨されない
- 非公開に設定して新規購入を停止
手順:
- 商品を非公開に設定
- または商品を削除(販売実績がない場合のみ推奨)
よくある質問
Q. 商品はいくつまで登録できますか?
A. 制限はありません。ただし、多すぎると管理が大変になるため、5〜10商品程度がおすすめです。
Q. 商品の表示順は変更できますか?
A. 現在、商品の表示順は作成日時順です。手動での並び替え機能は今後追加予定です。
Q. 価格は後から変更できますか?
A. バリアントの価格は変更できます。ただし、既存の購入者には影響しません。
Q. 支援者設定価格と固定価格、どちらが良いですか?
A. 両方を併用するのがおすすめです。固定価格で推奨額を示しつつ、支援者設定価格で柔軟性を持たせましょう。
Q. 在庫数は購入者に表示されますか?
A. 現在、在庫数自体は購入者に表示されません。残りが少ない場合は商品説明で告知すると良いでしょう。
Q. 商品画像は必須ですか?
A. 必須ではありませんが、画像があると購入率が大きく向上します。できるだけ設定することをおすすめします。
Q. 一度作った商品タイプは変更できますか?
A. 商品タイプ(単発/定期/物販/イベント)は変更できません。タイプを変えたい場合は、新しい商品を作成してください。
Q. 複数のバリアントで同じ在庫を共有できますか?
A. できません。各バリアントは独立した在庫を持ちます。サイズ違いなどの場合、それぞれに在庫数を設定してください。
Q. 商品の販売実績はどこで確認できますか?
A. 売上管理ページで、商品別の販売実績を確認できます。詳しくは支援の管理をご確認ください。
Q. 期間限定商品を作りたいです
A. 商品自体に販売期間設定はありませんが、商品名や説明に期限を明記し、期限後に非公開にする運用がおすすめです。
商品登録でお困りの場合は、お問い合わせまでご連絡ください。