商品の登録方法(詳細)

最終更新: 2025-11-28

商品登録の詳細ガイドについて

このガイドでは、商品登録の基本を超えて、より効果的な商品設定と運用方法を解説します。

対象者:

  • 商品登録の基本をすでに理解している方
  • より多くの支援を集めたい方
  • 複数の商品を効果的に管理したい方
  • 価格設定や在庫管理の最適化を目指す方

商品登録の基本については、支援の受け付け方を先にご確認ください。

商品タイプ別の設定戦略

単発支援の設定戦略

特徴:

  • 一度きりの支援
  • 気軽に応援してもらえる
  • ハードルが低い

おすすめの価格設定:

  • エントリー価格: 500円〜1,000円
  • スタンダード価格: 3,000円〜5,000円
  • プレミアム価格: 10,000円以上

効果的な使い方:

例:イラストレーターの場合
- 気軽に応援: 500円
- しっかり応援: 3,000円
- 全力で応援: 10,000円
- 支援者が価格を設定: 100円〜

複数の価格帯を用意することで、様々な予算の応援者に対応できます。

サブスクリプション(定期支援)の設定戦略

特徴:

  • 毎月の継続的な収入
  • 安定した活動資金
  • 長期的な関係構築

おすすめの価格設定:

  • ライトプラン: 500円〜1,000円/月
  • スタンダードプラン: 1,500円〜3,000円/月
  • プレミアムプラン: 5,000円以上/月

効果的な使い方:

例:音楽アーティストの場合
- ファン会員: 500円/月
- サポーター会員: 1,000円/月
- VIP会員: 3,000円/月

サブスクリプションは継続的な価値提供が重要です。単発支援との違いを明確にしましょう。

物販商品の設定戦略

特徴:

  • 実物が届く
  • 在庫管理が必要
  • 配送コストを考慮

価格設定の考え方:

  • 製作費 + 配送費 + 手数料 + 利益

効果的な使い方:

例:グッズ販売の場合
- ステッカー: 500円(在庫100)
- Tシャツ: 3,000円(在庫50)
- 限定グッズ: 5,000円(在庫10)

物販商品は在庫管理が重要です。売り切れ後の対応も事前に計画しましょう。

イベントチケットの設定戦略

特徴:

  • 日時・場所が決まっている
  • 参加人数に上限
  • 期間限定

価格設定の考え方:

  • 会場費 + 準備費 + 手数料 + 利益

効果的な使い方:

例:オンラインイベントの場合
- 一般参加: 1,000円(定員50名)
- VIP参加: 3,000円(定員10名、特典付き)
- アーカイブ視聴: 500円(無制限)

価格設定の心理学

価格帯の段階設定

3段階の法則:

低価格: 500円(気軽に試せる)
中価格: 1,000円(メインターゲット)
高価格: 3,000円(本気の応援者向け)

効果:

  • 中価格が選ばれやすくなる
  • 高価格があることで中価格が「お得」に見える
  • 様々な予算に対応

端数価格の活用

980円効果:

1,000円より980円の方が安く感じる
3,000円より2,980円の方が手頃に見える

注意:

  • YumeOshiでは10円単位で設定可能
  • 980円、1,980円、2,980円などが効果的

支援者設定価格の戦略的利用

メリット:

  • 予算に合わせて支援できる
  • 心理的ハードルが下がる
  • 少額から大口まで対応

デメリット:

  • 収益が予測しにくい
  • 最低額で支援される可能性

おすすめの使い方:

固定価格と併用:
- 500円プラン(固定)
- 1,000円プラン(固定)
- 自由支援(100円〜、支援者設定)

固定価格プランで「推奨額」を示しつつ、自由支援で柔軟性を持たせるのがおすすめです。

バリアント(価格設定の種類)の効果的な使い方

バリアントとは

同じ商品の異なる価格設定や種類です。

活用例:

  • サイズ違い(S・M・L)
  • 色違い(赤・青・緑)
  • 期間違い(1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月)
  • グレード違い(通常・プレミアム・VIP)

実践例1: 単発支援のバリアント

商品名: イラスト制作を応援
バリアント:
- ちょこっと応援: 500円
- しっかり応援: 1,000円
- 全力応援: 3,000円
- 特別応援: 5,000円

実践例2: サブスクリプションのバリアント

商品名: 月額ファン会員
バリアント:
- ライト会員: 500円/月
- スタンダード会員: 1,000円/月
- プレミアム会員: 3,000円/月

実践例3: 物販商品のバリアント

商品名: オリジナルTシャツ
バリアント:
- Sサイズ: 3,000円(在庫20)
- Mサイズ: 3,000円(在庫50)
- Lサイズ: 3,000円(在庫30)
- XLサイズ: 3,500円(在庫10)

バリアント設定のコツ

わかりやすい命名:

  • 具体的な名前を付ける
  • 違いが明確にわかる表現
  • 金額を名前に含めても可

価格の差別化:

  • 明確な理由のある価格差
  • 段階的な価格設定
  • 10円単位で設定

バリアントが多すぎると選択が難しくなります。3〜5種類程度がおすすめです。

在庫管理のベストプラクティス

在庫管理が必要な商品

対象:

  • 物理商品(物販)
  • イベントチケット

対象外:

  • 単発支援(寄付)
  • サブスクリプション(寄付)

在庫数の設定方法

方法1: 具体的な在庫数を設定

Tシャツ Mサイズ: 在庫50
→ 50個売れると自動的に購入不可に

方法2: 無制限(在庫数を設定しない)

在庫数: 空欄
→ 在庫切れにならない

在庫管理のコツ

適切な在庫数の見積もり:

  1. 過去の販売実績を参考に
  2. 制作・調達のリードタイムを考慮
  3. 余裕を持った数量設定

在庫切れ対策:

  • 残り少数になったら補充を計画
  • 「残りわずか」の表示を活用(手動で告知)
  • 予約販売の検討

過剰在庫の防止:

  • 初回は少なめに設定
  • 反応を見て追加
  • 期間限定販売の活用

在庫数は後から変更できます。様子を見ながら調整しましょう。

在庫切れ後の対応

選択肢:

  1. 在庫を追加して販売再開
  2. 新しい商品として別途登録
  3. 販売終了(商品を非公開または削除)

商品の最適化テクニック

商品名の付け方

効果的な商品名:

  • 内容が一目でわかる
  • 検索されやすいキーワードを含む
  • 感情に訴える表現

例:

❌ 悪い例: 支援プランA
✅ 良い例: 毎月の創作活動を応援(月額1000円)

❌ 悪い例: グッズ1
✅ 良い例: オリジナルイラストステッカー

商品説明の書き方

効果的な説明:

  1. 何が得られるか明確に
  2. 支援の使い道を説明
  3. 感謝の気持ちを表現

例:

この支援は、毎月の創作活動費として使用させていただきます。
いただいた支援で、より多くの作品をお届けできるよう頑張ります。
応援してくださる皆さま、本当にありがとうございます!

商品画像の最適化

効果的な商品画像:

  • 商品がはっきり見える
  • 明るく鮮明な写真
  • 複数アングルの画像(可能なら)

商品画像があるだけで、購入率が大きく向上します。

複数商品の管理戦略

商品の整理

カテゴリー分け:

  • 支援タイプ別(単発/定期/物販/イベント)
  • 価格帯別(低価格/中価格/高価格)
  • 目的別(日常支援/特別支援/グッズ購入)

商品の優先順位

おすすめの順番:

  1. メインの支援プラン(定期支援)
  2. 気軽な単発支援
  3. 物販・グッズ
  4. 期間限定商品

商品数の適正化

多すぎる場合:

  • 選択肢が多すぎて迷う
  • 管理が複雑になる
  • 分散して売れにくい

適切な商品数:

  • 各タイプ2〜3商品程度
  • 合計5〜10商品が管理しやすい

商品数が多すぎると、応援者が選びにくくなります。シンプルな構成を心がけましょう。

トラブルシューティング

Q. 商品が全く売れません

確認ポイント:

  1. 価格設定は適切か
  2. 商品説明は魅力的か
  3. 商品画像はあるか
  4. 応援ページの告知は十分か

改善案:

  • 価格を下げてみる
  • エントリー価格(500円程度)を追加
  • SNSで告知を強化
  • 期間限定キャンペーンを実施

Q. 特定の商品だけ売れません

原因:

  • 価格が高すぎる
  • 内容が不明確
  • 他の商品との違いが不明

対策:

  • 価格を見直す
  • 説明を詳しくする
  • 他商品との比較を明確に

Q. 在庫が足りなくなりました

対応:

  1. 在庫数を追加
  2. 商品ページで在庫追加をアナウンス
  3. 次回入荷予定を告知

Q. 商品を削除したいです

注意点:

  • 販売実績がある商品は削除推奨されない
  • 非公開に設定して新規購入を停止

手順:

  1. 商品を非公開に設定
  2. または商品を削除(販売実績がない場合のみ推奨)

よくある質問

Q. 商品はいくつまで登録できますか?

A. 制限はありません。ただし、多すぎると管理が大変になるため、5〜10商品程度がおすすめです。

Q. 商品の表示順は変更できますか?

A. 現在、商品の表示順は作成日時順です。手動での並び替え機能は今後追加予定です。

Q. 価格は後から変更できますか?

A. バリアントの価格は変更できます。ただし、既存の購入者には影響しません。

Q. 支援者設定価格と固定価格、どちらが良いですか?

A. 両方を併用するのがおすすめです。固定価格で推奨額を示しつつ、支援者設定価格で柔軟性を持たせましょう。

Q. 在庫数は購入者に表示されますか?

A. 現在、在庫数自体は購入者に表示されません。残りが少ない場合は商品説明で告知すると良いでしょう。

Q. 商品画像は必須ですか?

A. 必須ではありませんが、画像があると購入率が大きく向上します。できるだけ設定することをおすすめします。

Q. 一度作った商品タイプは変更できますか?

A. 商品タイプ(単発/定期/物販/イベント)は変更できません。タイプを変えたい場合は、新しい商品を作成してください。

Q. 複数のバリアントで同じ在庫を共有できますか?

A. できません。各バリアントは独立した在庫を持ちます。サイズ違いなどの場合、それぞれに在庫数を設定してください。

Q. 商品の販売実績はどこで確認できますか?

A. 売上管理ページで、商品別の販売実績を確認できます。詳しくは支援の管理をご確認ください。

Q. 期間限定商品を作りたいです

A. 商品自体に販売期間設定はありませんが、商品名や説明に期限を明記し、期限後に非公開にする運用がおすすめです。


商品登録でお困りの場合は、お問い合わせまでご連絡ください。

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